今更なのだが、コーヒーミルを新調した。
理由は最高にテンション上げながら最近読み込んでいる旦部幸博先生の「コーヒーの化学」で、抽出についての話で、ばらつきのない均等な粒度で味は大きく左右されるという一文を読んだことがきっかけだ。

確かにこれまで安物のアウトドアミルでやっており、多少のばらつきが気になっていた。
粒度の細かい調整、均等な破砕を可能にするハンドミルを探していたとき出会ったのがTimemoreだった。

赤くてイカつい可愛いやつ。Timemore C2

見た目のゴツゴツしたディティールと何よりのこの赤い色に一目惚れ。
TIMEMORE C2コーヒーミル 限定色。何これキュンキュンする。かっこいい。。

箱もシンプルで渋め。丁寧に梱包されケースに鎮座している。

ステンレス臼にアルミボディ。容量20gで36段階粗さ調整可能な優れもの。
荒さは写真にあるようなダイヤルを回して調整できる。

  • エスプレッソ :10~14クリック
  • ハンドドリップ:18~24クリック
  • フレンチプレス:25-27クリック

ハンドドリップ用に挽いてみた

焙煎の精度や具合が何より重要ではあるけれど、豆を粉砕する感覚が何より軽い。ハンドルがスルスルと回る。
ステンレスの刃が何のつまりもなく削り出しているのが手に伝わる感覚でよくわかる。

標準的なハンドリップでは18〜24クリックとなっているが、閉めた状態から目的のクリック数にするには数えながら丁寧にやる必要がある。特に印や目安もないので数えるしか方法はないのかな?
今度ちょうどいいダイアル数にマークをつけておこうかなと思う。

グリップの握り心地はいい塩梅。しっかりとグリップできるし力も入れやすい。
中のベアリングの噛み合いも滑らかでハンドルが触っていなくてもクルクル回るほど。

付属品で熊野筆のような滑らかな毛束のブラシがついてる。これでミルに残った粉を払い出す感じ。

実際に味わってみると、普段飲んでいたものより明らかに品質があがった!(ような気がする)
マウスフィールがなめらかでシルキーさがました。また雑味も少なくなった印象。
粉の粒度を揃えることで均一に抽出できたように思えた。さすがの切れ味。
そして思った以上に粉が内部に付着しているのがみて取れた。これはさすがにブラシでは難しそう。
調べてみると公式で分解清掃用の動画を発見。早速試してみることに。

後日分解して清掃してみた

ドライバーを使いひとつずつパーツを外していく。
思わぬところからリングが飛び出してくるので部品を確かめながら取り出す。
ただ他のブログで見たほどパーツは多くはなく、非常にシンプルな構造をしていることがわかった。

使い始めて1週間の状態がこちら。臼刃はかなり汚れていた。
公式では水洗いを推奨していないとのことで、丁寧にブラシで払い落とす。
パーツの構造はスケッチで構造図にしてみた。
ダイアルからナットまでの順番にシリンダーへはめていきボディにぶっ刺す感じ。

iPadで初作品かな。約15分くらい。上手い下手は置いといて絵を描くのは楽しい。
使ったアプリはGoodNotes。これからガシガシ描いて上達していく。
iPadスケッチについてはまた別途他のブログでまとめていこう。

順番さえ間違えなければ非常に簡単な構造で組み立ても楽チン。
ただ完全に綺麗なクリーニングができるかというとちょっと怪しい。細かいところを払い落とせないし、ブラシが届いていない印象がある。水洗いでゴシゴシやったら綺麗にできそうだけど水洗いは非推奨なのでそれはできない。
丁寧に払い落としながら、カメラ用に持っていたブロアーを使ってエアーで吹き飛ばす。
これは結構効果がありそうなので専用のブロアーを手に入れようかと。

今回購入したTimemore C2。
結果としては大満足な逸品だった。コーヒーギアはこれからもたくさん増えていくとは思うが、これは大切にメンテしていきながら長く愛用したい。臼刃だけを交換購入することも公式でできそうだった。
細かい製品やパーツの仕様はTwitterで日本語展開されているので参考になる。

https://twitter.com/timemorejapan/status/1371293489887997954

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