自家焙煎コーヒー豆に資格は必要か?

自家焙煎のコーヒー豆販売を目指して、今回「食品衛生責任者」の資格取得のための講習会を受講してきました。
食品衛生法の改正により、自家焙煎のコーヒー豆販売においても、こちらの資格が必要ということを自家焙煎界隈で知ったのがきっかけです。

現状のルールとして以下が想定されます。

・コーヒーの焙煎豆の販売は法改正前後に関わらず、「許可」ではなく「届出」という区分である
・「届出」は「許可」とは違って、行政審査のようなものはなく、保健所に所定の書類を提出することでその手続きは完了する
・「届出」なので、なんらかの設備的不備があっても、「販売できない」となることはない
・「届出」だが現場確認に訪れる
・販売規模が小さいという前提の生業

https://coffee.ooaks.co.jp/coffee-sell-permit

したがって今回の資格取得に合わせ、管轄の保健所へ提出する営業届の提出が必要となります。

許可ではなく届出なので、これがクリアされれば晴れて販売事業社として前進していけそうです。

ではその資格講習はどのようなものだったのか。簡単にブログにまとめていきます。

3ヶ月待ちは当たり前?大人気の講習会

コーヒー豆販売に先駆けて、この資格が必要そうだな?というのは今年の春先に知っていました。
善は急げとこの講習会に申し込みをしたのですが、もう3ヶ月先まで予約で埋まっていました。。。

東京都の場合ではありますが、大体週に3回は都内の12会場のどこかで講習会が実施されている状況。

食品衛生責任者養成講習会

私もこの8月に受講できましたが、予約は5月頃でした。
受講料は12,000円。それ以外に予約申し込みにハガキと切手代がかかります。
まぁ得てして運用も実施も全てアナログな感じです。

ようやく夏になり、自転車で行ける地域の講習会場で受講しました。
会場には110人ほどの受講者が、会場に一席開けた状態で着席。
スライドやスクリーンはなく、ホワイトボードが置いてありました。
手元には説明資料と教科書。

この教本を講師が読み上げ、必要であればメモをとるといった至って普通の講習会です。

面白いのが、寝ている人を起こす役割と、ケータイをしまうよう促す役割のために数人のスタッフがいたこと。
ケータイはもちろんパソコンも開けませんので、当然内職どころかTwitterもできません。
しっかり講習の話を聞きなさいってことですね。

さすがに寝ることはありませんでしたが、平日に有給使っていることもあり、メールやチャットが気にはなります。
諦めて教本の内容を読んで知らない言葉にマーキングすることをやっていました。

講習はトータルで5時間強

昼食後はさすがにきつかったです。
そして最後には10分間のテストもありました。
まさに教本にそった講習内容に即した問題で、勘や一般常識では正解が難しいものがありました。
その場で紙を配られ、10分後に回収。即座に採点する形式でした。
ホワイトボードには手書きで回答率がかいだされ、110人中95人くらいが全問回答者と記されていました。
私はもちろん、読み違いをしてそれには含まれていません!雑魚すぎる。。
それも合格点ではあったようで、その場にいる全員が合格となりました。
(どうやら参加者が一発で全員合格するのは珍しいらしい)

晴れて食品衛生責任者となれた印に、その場で名前を印字された手帳が配られました。
それがメインイメージのもの。中身をチラ見せするとこんな感じです。

これでひとつめの課題はクリア。
あとは保健所に届出の書類を提出し、それを受理されれば堂々と販売開始となります。
まだECサイトやパッケージなどやることは山積みですが、少しずつ夢に向けて前進しています。

少しずつですが責任とともに実感も湧いてきました。
美味しく安全に味わっていただけるよう最善を尽くしていきたいと思います。

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