去年に友達と一緒に楽しく走った南高尾から城山のコース。
1人景信山まで追加してウロウロ走ってたらロストしていつの間にか小仏下山してて甲州街道をひたすらロードランするという失敗。。北高尾の存在は知っていたけど正規ルートを確かめず何となく進んでしまった。
今回は地図をしっかり調べて高尾外周に挑戦です!

今回の装備リストアップ

  • 水350ml 2本
  • アクエリアス350ml 1本
  • inゼリー エネルギー 1つ
  • 行動食(ミックスナッツ・ドライフルーツ 1袋、甘納豆 1袋、羊羹 1個)

シューズはHoka oneone のチャレンジャー

厚底の安定感抜群のシューズ。最初は高さの感覚がうまく掴めずなんでもないところでつまづいていました。
このシリーズは比較的安価だしスポーツセンターなどでよくセールしてる。私も古いタイプをお安くゲットしました。
荒地やガレを思い切り踏み込めるのは最高。そういえばこのラン中にワラーチで陣馬や北高尾を走っていた女性ランナーと2人もすれ違った。。驚異的というかなんというか。想像しただけで痛い。
400kmくらい走って流石に傷やヘタレが出てきたように感じる。そろそろ買い替えかなぁ。

[ステージ1]高尾山口駅→南高尾山陵

勝手にステージ1と名付けた南高尾山陵コース。駅の向かい側の山間、住宅地に少し入った細い山道が入り口。
ここから125m登ったらなだらかな稜線が続きます。この辺がキラキラしてて気持ちいい。
城山湖を左手に草戸峠、三沢峠と軽いアップダウン。草戸山には小休憩所と鳥居があるのでわかりやすい目印になります。ここで手を合わせて少し休憩。

この辺りから手作りのベンチや切り株腰掛などが所々に設置されています。
どなたか分からないけどチェンソーなどで柄を掘り起こしていたりとアーティスティックな作品がたくさん。
その中でもこの南高尾山陵のシンボルややっぱりこのフクロウですね。
この子に会えたらなぜか嬉しくなります。

また来ました。今回もご安全によろしくお願いします。

フクロウでちょうど南高尾半分くらいかな。5km弱。
アップダウンも少なく走りやすい。今度は津久井湖が見えてきて、開けた場所ではこれまた丁寧にベンチが並び美しい風景と共に休憩できます。晴れてたら神奈川の山々と共に富士山が見えます。今回はくもってて残念。
この辺でエネルギー補給。
普段は全く食べない甘納豆がランのときに好んで食べます。
それはもちろん加藤文太郎が山で食べていたということを小説で読んだから。
彼を真似て少しでも近づきたい気持ちで食べてます。甘いし力になる気がする。
加藤文太郎は「孤高の人」が大好きです。


コースは北上を始め、どんどんと高度は下がります。
最初は驚いたけど、一度車道にでて峠を超えていくんですよね。
大垂水峠は国道20号と交差しています。この峠を大垂水橋を渡り、小仏城山を目指す山道へ入っていきます。
ここまで濡れた階段ですっ転んだけど難所もなくスムーズに走れました。
ステージ1はここまで!

[ステージ2]大垂水峠→城山→景信山→陣馬山

ここからステージ2へ入っていきます。目指すは陣馬山。

ステージ2開始。この先にちょっとした小川がある


春日山、雷岩山などカッコいい名前のピークを超えていきながら城山まで約270mほど登ります。
高く美しく揃った杉の木が立ち並び、空の青さとコントラストがいい。お気に入りのダウンがこの辺りにあって、無邪気に駆け下りるのが楽しい。
ただ結構なアップなので思った以上に水分消費が激しい。また日差しもでてきて結構な暑さが。。
持ってきた水分では不安になってきたので、城山で補給する前提でさらに突っ込んでいきました。

お気に入りのダウンヒル。ここを駆け下りるのが最高にテンションあがる
美しい藪と林道

林道を抜け、ようやく高尾山正規ルートに到着。ここからすぐ上が城山。やっと着いたー。コーラ!
と思っていたら、全てのお店が休み。。。。マジか。
走った時は緊急事態宣言中。調べると平日は茶屋は休みで土日のみ営業と。やられた。
調子に乗ってガブガブ飲んでいたから本当に心許ない。
城山からまだ景信山、堂所、陣馬山と続くけれどできるだけセーブしながら走らないととてももたない。
陣馬山の茶屋はやってないかな。。と一理の望みに懸けて、ひとまずはエネルギー補給。
ウィダーとは言わない?inゼリーと、これもランの時に大好きな羊羹。
食べやすい飲みやすいかつ味が優しいというか口当たりが軽いものが好き。
今回はラン用のジェルは持っていかなかった。結果、なんとかなったけど数本は保険のために忍ばせておいてもいいかもしれない。

若干緊張しながら残りの水分を意識して再スタート。
補給はできたから比較的元気でした。景信山もほぼスルー。まばらに登山客がいたのと、トレイルランナーも数名すれ違ったり追い越したり。
南高尾とは違って完全に整備されて道幅もしっかりと確保された立派な登山ルート。
所々に左右びっしりと見事に茂った藪があり、その真ん中にシュッと入ったルートを飛び跳ねながら進む。
陣馬山までの道のりは緩やかにアップダウンがある感じ。途中ぬかるみもあったけどとても走りやすいルートです。
息が上がってきたけど結構楽しめるし、もう突き進むだけなので一歩ずつ確実に前へ。
堂所山を抜けた辺りで開けた眺望スポットへ。
伐採されたのか、切り開かれた尾根からすっきりとした青空が見えました。ここでまた少しパワーをもらってGOGO!
明王峠では相模湖からのルートと合流しており、茶屋(ここも閉まってた)や食事を取る登山客が数名いらっしゃった。
水を恵んでもらおうとか脳裏をよぎったけどさすがにできず。ここも一気に走り抜けます。
富士小屋山、南郷山を超えてもう少し。。いよいよ陣馬山へ、到着!

また君に会えました。
この曲線美に高く凛々しく伸びる背丈。
誰が何のために作ったのかは分からないけど、シンプルな造形の中にも力強さがあって大好きな像。
ぐるっと周りを見渡すと、なんと茶屋がやっている!!!助かった!!神!
駆け込んだ茶屋では登山客がビールにおでんに最高なシチュエーションでサルを眺めながら楽しんでいました。
耳の遠いオーナーさんに大声をかけ、とりあえず目についた1000mlのポカリを購入。
ベンチで崩れるように座り込み、バッグや衣類となんとか脱ぎ捨て、一気にポカリを流し込む。
あぁ。生きてるってこいうゆうことだよな。。と体の芯から感じる瞬間です。
トレランやっている理由のひとつに、こういう生きてる実感を味わることが必ず入っていると思います。
今思うとここで給水できなければ途中でやめてました。陣馬山口のバス停まで下山して帰ってたと思う。
改めて清水茶屋さん、ありがとう。

[ステージ3]陣馬山→堂所山→北高尾山陵

陣馬山まで約20km 命の水でなんとか生き返った。
もう少し水分を購入しておこうか悩んで、お腹がタプタプ具合からやめる。そう、これが後々の大敗へと繋がるのです。。
陣馬山頂では韓国人登山グループが大宴会大合唱してた。声がでかい。
風情も何もなかったのでとっとと山を降り堂所山を目指す。
足は重いが比較的軽快にいける。いつもならこの辺りで足が攣って使い物にならなくなるが、今日は平気。
このまま当初の目標、北高尾山陵を踏破するぞと意気込む。
堂所山を抜けて藪もありましたが気持ちのよい下りが続きます。これは結構いけんじゃね?と舐めていた自分を殴ってやりたい。
行けば行くほど悪路が続きあまり走れない。
虫の死骸や動物の糞が至るところに目につき、あまり人が通らないルートなんだなと改めて感じました。
そしてアップダウンというか急坂の登り降りがひたすらに続く。やばい。足がもたない。。
GPXで後々確認してみると、途中GPSが死んでるところがあるけれど、確実に100mは高低差がある。
対して地図も読まずピークも見つかてなかったから完全に侮っていました。
友人ランナーは北高尾のことを怪訝な趣で語っていましたが、こういうことだったのかと・・
そしてこの辺りでエネルギーが切れていたと思います。そして水分もまた乏しく。。
体が重いし何より超えても超えてもまたやってくる登りにメンタルやられた感じです。
また人気のない湿っぽい北高尾の雰囲気にも呑まれ、このままではヤバイと変な汗が止まらない。
ピークのたびに座り込み、気持ちを落ち着かせる。走っている時はまだごまかせるけど止まっているとどんどん不安になってくる。
地図もちゃんと持ってなかったことにも反省。4Gはどこまでも反応が薄くイラつかせる。
途中、夕焼ふれあいの里へのエスケープを見つけるも、このままめちゃくちゃ中途半端な感じになるのも嫌だったので、体は動く分前に進みました。

この北高尾ですれ違った人は2人。
ひとりはかなり玄人じみたランナーを堂所付近でさらっと。
もう1人は中盤死にそうになっているところで登山者のおじいさん。

おじい「最近はこの辺もランナーさんが多くなったねぇ!」
わたし「あ。。そうなんすか…」
おじい「ここはアップダウンすごいからねー(笑)」
わたし「いやぁ…はい。。舐めてました。。。」
おじい「(さっき必死に登ってきた登りを指しながら)こんくらいの坂なら安心するよね!はっはっはっ!」
わたし「ははは…(マジか)」

ガツーン!と殴られた気持ちになりましたが、ここでおじいと何気ない会話ができたことが本当に助けだったと今振り返るとそう思います。
人と話す、自分を認識してくれる人がいる、という事実が、自分に勇気を与えてくれました。
なんとかゴールしたい、という気持ちを復活させてもらいさらに足を進めることができました。
黒ドッケを超えてさらに先へ進む。
ここで一瞬意識が飛んだというか、呆然とへたり込んで何も考えられない時がありました。ハエが自分の周りを飛び交う音だけが聞こえます。
我に返ってまた走り出す。そんな繰り返しをしているとこのランで初めて?出会った山の花。
名前はわからないけどしっぽりと色づいていて綺麗でした。こんなちょっとした出会いが嬉しい。
普段の生活では見向きもしない事や物が、こういった自然と自分のみとで向き合っている時にとても輝いてみえます。
暑さに目眩がしてきそうな意識で、狐塚峠までようやく届く。
地図を見ると富士見台と八王子城山まで3km まださらにいくつかのピークがあることがわかりました。
もう帰りたい、辞めたい、という気持ちばかりでてきて、林道へと降る道があることを見過ごす所でした。
あぁここ降りればもうアップダウンはないんだなと、もう終われるとDNF。
ゴールとしていた北高尾登山口は諦め、林道を下り小下沢登山口へと降り立ちました。
この林道でワラーチの女性ランナーがゆっくりと歩いて降りていらっしゃいました。思わず声をかけようかと思いましたが、すごい距離を取られて道を開けられたので静かに通り過ぎました。
小下沢からはずっと右手に涼しい川を拝みながら砂利道を下り続けます。
ダラダラと走り抜けると高速道路の高架下を潜り、裏高尾の日影バス停に到着。
バスに乗ろうかとも考えましたが、この甲州街道は前も歩いたので、もうこのまま高尾山口まで歩きました。
ゴールは途中のファミマ。終わった〜〜〜

タイム:0721
距離:32.2km
上り:2087m
下り:2099m
カロリー:3811kcal

活動データを、YAMAPSTRAVAでも記録。
2時間ほど走ったところでsuunto7を途中から低バッテリーモード切り替えてしまい、そこからの計測はなし。

データが狂ってるところもあったので正確ではないですがこんな感じ。時間がかかりすぎです。。
コンビニでビールとおにぎり、チキンを買って一気に流し込む。。。あぁ生きてる。
駐車場にあるテラスで飲んでいましたが、先にテラスで酒盛りしているランナーさんが声をかけてくれ、しばし酒屋の楽しい出会いのような感じでトレラン話で盛り上がりました。
こういった出会い久しぶりでめちゃ楽しかったです。


そのランナーさんの中で、X-Alpsというとんでもないアドベンチャーゲームの元日本代表の方がいらっしゃり、調べてみて驚愕。パラグライダーを担いでトレイルを上りゴールを目指す2週間ほどのレース。意味が分からない。
その方はUTMFも完走されておりマジで鉄人だなと。。
ちょうど今2021年のレース中。美しい写真がたくさん投稿されています。

The Red Bull X-Alps

今回は準備不足、事前のチェック不足が完全に仇となりました。
途中で補給を追加したとしても、いつどこでどれくらい必要かある程度は想定していないといけませんね。
ただこのランで高尾マンモストレイルという恐ろ楽しいルートを知りました。
涼しい時にこれに挑戦するのをイメトレしたいと思います。

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